『東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE「1×0」アンコール公演 エピソード1&2』
期間:2014年1月31日~2月11日(火・祝)
会場:CBGKシブゲキ!!(渋谷)
出演:東京パフォーマンスドール、板倉チヒロ、小松利昌(声)、TPD DASH!!
演出:ウォーリー木下
東京パフォーマンスドール(TPD)を観に、私が応援しているCHANCEが4/24にライブをするというマウントレーニア・ホールの隣にあるシブゲキ!!に行ってきました。観たのは、「エピソード1」です。
↓こっちじゃなくって、

↓こっち。

↓ブログ書きの悲しいサガで、カンバンが出てれば即パシャリ。

この記事では、便宜上、1990年代に活動したTPDを「元祖TPD」、現在活動中のTPDを「新生TPD」を呼ぶことにします。
読んでくださる方に、最初にお断りしておくと、私はリアルタイムに元祖TPDを観たことがありません。当時のダンサミがどういうものであったのかは、映像で知るのみです。元祖TPDをプロデュースしていた中村龍史さんとの出会いも、中村龍史さんが2011年に「CHANCE」を立ち上げて以降からです。TPDの曲を聴きだしたのも、中村龍史さんがブロデュースする「CHANCE」がTPD曲をやるようになって以降からです。いわば、元祖も新生も初心者目線であることを加味してお読みください。
開演のブザーがなり、新生TPDのショーが始まる・・・と思いきや、彼女たちはシブヤの地下水路に広がるアンダーワールドに迷い込み、謎のSNS「1×0」(ワンバイゼロ)の秘密を追う、という演劇パートに突入する。
演劇パートは、彼女たちがお芝居としているというよりも、映像や歌や積み木のような小道具たちがお芝居をしている、という印象。演劇において、小道具は役者と同じく重要な要素には違いない。特に、積み木のような小道具の使い方は上手い。
しかし、お客さんは小道具ではなく役者を観に劇場にくる。小道具に頼り過ぎることは、彼女たちの演技の成長を妨げるような気がしてならない。
例えば、水たまりに落ちたあるものを探す場面。手足で水をかきわける芝居に音がつくのだが、音と動きがあっていない。そして、そこは水たまりの中のはずなのに、水たまりの中を歩く、という演技を彼女たちはしていない。普通の地面と水たまりの中を歩くのでは歩き方が違うはずだし、靴や靴下が水浸しになれば、若い女の子が不快に思わないはずがない(だって、濡れたくないから、彼女たちは慌てて積み木の上に上がったのでしょう?)と思うのだけど。
今挙げた例は些細なことかもしれないけれど、演劇ファンはそういう細部もしっかり観ている。そういう細部ができてくればもっと演劇パートは良くなると思う。
そして、休憩をはさまず、ダンスサミット(ダンサミ)に突入する。TPD曲やオリジナル曲を交え、ノンストップで9名の女の子たちが歌い踊る。9名の女の子がフリを合わせて踊る姿は圧巻。あとはちゃんと歌えれば恐いものなしですね。
TPD曲も良いのだけど、新生TPDの良さが現れているのはオリジナル曲「DREAMIN'」のような感じがした。彼女たちはTPDの看板と楽曲を借りてスタートしたけれど、元祖TPDの良さを取り入れつつも元祖TPDとは違った道を歩き始めているようにも感じる。新生TPDは徐々に元祖TPDという衣を脱ぎ捨てていって、自分たちのTPDを創り上げて行けば良いと思う。今はその過渡期だと思うし、そういう時期に新生TPDを観れて良かった。2年後3年後に観たらまた違った印象になるんだろうなあ。
映像による演出効果と中央後方にあるSmart Glass席の視聴の妨げならないように、ダンサミ中はペンライトやケミカルライトなどの光りもの禁止、立つこと禁止、後ろのお客さんの視界の妨げになるようなアクションも禁止。なのでお客さんは座ったまま声援や掛け声を送り、時に邪魔にならない程度にケチャもする。そして、アンコールになると本編では禁止事項が多くて大人しくしていたお客さんが、それまで抑えていた感情を解き放つように一斉に立ち上がり、跳びはね、踊る。そう、観客はもっとギラギラしていなくっちゃ。
ロビーでは、特典付きのリピータチケットを売っていたり、メンバーがチケットやグッズを手売りしたり、ガチャを引かせていたり(射幸心を煽るようだが、1回500円なら許容範囲だろう)、応援ウチワを使ってメンバーとファンとの交流を図っていたりと、来てくれたお客さんをコアなファンに取り込もんでいこう、という努力が見られる。
また、路上の練り歩きや無料ライブをするなど、まだ劇場に足を運んでくれていないひとたちにもアピールしていこう、劇場にお客さんを呼び込んでいこう、とする姿勢がみられる。劇場に閉じこもってお客さんが来るのを待っているだけではないのだ。創意工夫すればいくらでも宣伝の仕方はある。
正直、予想以上に面白かった。アンコール公演ではエピソード2を観ることができなかったが、3月のnew versionでは、エピソード2も観たいと思ったっちゃ。


新生TPDが気に入っている方にも、ちょっと違うなと思っている方にもお薦めしたいのが、中村龍史さんがプロデュースしている「CHANCE」というグループ。毎週、木・金・土・日に赤坂の専用シアターでライブをやっています。
TPD曲が好きならCHANDOLL(木・土)がお薦め。元TPDの中川雅子さんや徳永愛さんも在籍しており、TPD曲もかなりガッツリやっています。(ルイードの頃の元祖TPDが好きなら特に土曜日がお薦めです。)
中村龍史さんの演出が好きなら、CHANCE(土・日)がお薦め。中村龍史さんらしい演出が随所で楽しめます。土曜日はCHANDOLL/CHANCEの2公演割引きチケットもあります。
詳しくは、→ CHANCE公式サイト でご確認お願いします。