« SweetPopSoda(2014/04/26 恵比寿JAN KEN PON)あぶなすぎる土曜日 | トップページ | 『彼女のため生まれた』(浦賀和宏著)このタイトルの彼女とは誰なのか、それを想像しながら読み進めるのが面白い。 »

2014年4月30日 (水)

映画『アデル、ブルーは熱い色』一途な愛はその対象を失った時、「未練」に変わっていく。

映画『アデル、ブルーは熱い色』La vie d'Adele
監督:アブデラティフ・ケシシュ

2013年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。原題を直訳すると、「アデルの人生」。

上級生のトマとのデートへ向かう途中、信号を待っていたアデル(アデル・エグザルコプロス)は道の向こうのブルーの髪の女に目を奪われる。それがエマ(レア・セドゥー)との出会いだった。トマとつきあってみるもイマイチで、エマのことが忘れなれないアデルはエマと再会する。エマとキスを交わし、そして二人は熱く愛を交わし合う。

「愛は性の垣根を超える」。たまたま好きになったひとが同性で、アデルはその愛に殉じていく。彼女の愛は一途にエマに注がれる。

しかし、徐々に生まれるエマとのすれ違い、そして心の隙間。そして、同性どうしのラブストリーにありがちな理由によって、ふたりは別れることになる。

それでも、アデルのエマへの愛は一途である。しかし、対象を失った時、もはや「未練」というものに変貌しているにも関わらず。

ラストもフランス映画っぽい。何も起こらないし、何がが起こることを期待させるものでもない。

久々に濃厚なラブストリーを観た。同性同士の濃厚なラブシーンがあるので、そういうのが苦手なひとには、また3時間映画館の硬い椅子に座っているのが苦痛なひとには、この映画はお薦めしない。そうでなければ、お薦めする。

映画『アデル、ブルーは熱い色』予告編


blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« SweetPopSoda(2014/04/26 恵比寿JAN KEN PON)あぶなすぎる土曜日 | トップページ | 『彼女のため生まれた』(浦賀和宏著)このタイトルの彼女とは誰なのか、それを想像しながら読み進めるのが面白い。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ