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2014年3月19日 (水)

『街場のマンガ論』(内田樹著)役に立つかどうかわからない人材をかかえている組織の方が、いざという時には強い。

文庫化されて、「ONE PIECE」「進撃の巨人」、宮崎駿の「風立ちぬ」等のボーナストラックがつきました。

「ONE PIECE」を「組織論」として読み解くところが面白い。

「まず、『出会い』がある。そこで『一緒にいたい』という思いが発生する。どうして『一緒にいたい』と思うのか、その段階ではまだ言葉にできない。でも、直感的にわかる。だったら、理由はあとから考えればよい。」

組織が求めるスペックに自分のスペックを合わせるのではなく、また自分のスペックに合った組織を選ぶのではなく。そういうことが効率的に見えて実はそうではない。むしろ、自分の直観を信じた方が良い。

このひとは何の役に立つのだろう、と思わせる人材は無駄だと切り捨てられるのが世の中の常だが、そういう人が、まさかの局面で力を発揮することがある(かもしれない)。その「あるかもしれない」をかかえられる組織の方が、組織の要求するスペックに合う要員だけを集めた組織より、いざというときに強い。海賊業などは、いざというときに強くなければ生き残っていけないので、自ずと、そういう人材を集めることになる。ルフィーはそれを直観的に知っている。だから、ウソツキ発明家とか歴史学者とか音楽家という、海賊業とは一見無縁の、役に立つかどうかわからない人材も仲間に加える。

海賊の組織学から学ぶことは多い。


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