« 『街場のマンガ論』(内田樹著)役に立つかどうかわからない人材をかかえている組織の方が、いざという時には強い。 | トップページ | 『徳永愛CDデビュー15周年記念ライブ「1部~CHANDOLLで復活?TPDダンスサミット~」』CHANDOLL sings TPD SONGS!! »

2014年3月20日 (木)

『努力しないで作家になる方法』(鯨統一郎著)とにかく書き続けることが彼をデビューさせ、書き続けたことがデビュー後の作家生活を支えている。

「僕には小説しかない、小説家になるしかないんだ。」という想いを胸に、作家としてデビューすることを目指続けて早九年。ライバルたちが続々とデビューしていく中、なかなかデビューする機会に巡り合わない伊留香総一郎は、妻と幼い息子との生活を支えるため、昼間は営業マンとして働き、夜に執筆活動を続ける。フラフラになりながらも、またお金に困って首が回らなくなっても、夢を諦めかけても、それでも、自分の才能を信じ続けて、彼は書き続けた。

彼が書店でバイトをしていたとき、お客さんに「邪馬台国(関係の本)はどこですか?」と訊かれ、「九州です。」と答えるくだりが面白い。著者は後に畿内説でも九州説でもないトンデモナイ仮説を立て、それがデビューにつながるんだけれども、何がきっかけになるのか、人生とはわからないものだ。とにかくアイディアのストックをため続けることが、デビューした後の彼の作家生活を支えているのは確かだ。

「努力しないで」というのは一種のレトリックだろうが、とにかく書き続けることが彼をデビューさせ、書き続けたことがデビュー後の彼の創作活動の糧となっていることは間違いないだろう。

私は『邪馬台国はどこですか』という作品に巡り合って以降、鯨統一郎さんの作品は(単行本以外は)ほぼすべて読んできている。正直、当たり外れはあるけれども、デビュー作を好きになった作家は、嫌いになれない。


blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« 『街場のマンガ論』(内田樹著)役に立つかどうかわからない人材をかかえている組織の方が、いざという時には強い。 | トップページ | 『徳永愛CDデビュー15周年記念ライブ「1部~CHANDOLLで復活?TPDダンスサミット~」』CHANDOLL sings TPD SONGS!! »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ