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2014年2月 5日 (水)

『「遺体」それからの物語―新潮45eBooklet』(石井光太著)私たちに被災したひとたちのことを忘れさせないためにも、このような仕事が必要である。

Kindle本。

2013年に公開された映画『遺体』。2013年の映画ベスト3を選んだとき、3本目をこの映画にしようか、『TED』にしようか迷った。そして、この映画を敢えて落とした。何故か、それは、たぶん、私はこの映画ともう1度向き合うだけの体力を持っていないからである。私はこの映画をより多くのひとに観て欲しいと思っているが、敢えて勧めないのもそこに理由がある。それだけ、この映画と向き合うことは覚悟がいったということだ。

しかし、実際に『遺体』と向き合ったひとたちは、私などが想像するに絶する光景を目の当たりにしたはずだ。この本は、あの映画の「それから」を追ったルポルタージュである。

「千葉は遺体と遺族の間に立つために安置所の管理人として働いたのだと言っていた。だが、彼は安置所が閉鎖された今も、遺族の悲しみが薄れていないことを知っている。だからこそ、約一年が経ってもなお、遺族に寄り添おうとしている。」

私たちは被災したひとたちのことを忘れがちだ。そして私たちに被災したひとたちのことを忘れさせないためにも、このような仕事が必要である。

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