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2014年1月17日 (金)

【安吾を読む】『教祖の文学』「自分といふ人間は他にかけがへのない人間であり、死ねばなくなる人間なのだから、自分の人生を精いつぱい、より良く、工夫をこらして生きなければならぬ。」

【安吾を読む】『教祖の文学』「自分という人間は他にかけがえのない人間であり、死ねばなくなる人間なのだから、自分の人生を精いつぱい、より良く、工夫をこらして生きなければならぬ。」

坂口安吾の小林秀雄評。生きた人間を見ずに人生を鑑賞するかのような小林秀雄を安吾は奥義を極めてしまった教祖になってしまったと言い、ゆえに小林は戦わなくてすむようになったと言う。

「私は死後に愛読されたつてそれは実にただタヨリない話にすぎないですよ、死ねば私は終る。私と共にわが文学も終る。なぜなら私が終るですから。私はそれだけなんだ。」

死んで50年後に理解されようがされなかろうが、自分には関係ない。だから、安吾は言う。

「自分という人間は他にかけがえのない人間であり、死ねばなくなる人間なのだから、自分の人生を精いつぱい、より良く、工夫をこらして生きなければならぬ。人間一般、永遠なる人間、そんなものの肖像によって間に合わせたり、まぎらしたりはできないもので、単純明快、より良く生きるほかに、何物もありやしない。」

私自身、安吾のこの言葉に何度励まされたことか。「自分の人生を精いつぱい、より良く、工夫をこらして生きなければならぬ。」ただ、生きるということはそれだけのことだ。

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