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2013年12月18日 (水)

『歌うクジラ(上)』(村上龍著)読むことを拒絶する物語はただただ苦痛でしかない。

不老不死を手に入れた近未来の日本を描く。その最下層に住むアキラの旅を通じて描かれるその社会は、階級別にすみ分けされた、退廃した社会だった。

アキラはその度の途中で、日本語の助詞をわざとデタラメに使う集団に出会う。村上龍は彼らの言葉のとおりに、デタラメな助詞のまま文章を書く。とても読みづらい。村上龍はわざと読みづらくしている。それは読むことを拒絶する言葉であり、物語である。そして、読むことを拒絶する物語に、私は価値を見出すことはできない。


いつから村上龍に小説が読むからを苦痛でしてしまったもだろう。(←こんな感じの文章が延々に続くのですよ。この上巻はただただ読むのが苦痛だった。)

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