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2013年12月12日 (木)

『小暮写眞館(下)』(宮部みゆき著)実は現像されていないあの写真に、写した者の想いが写っているんじゃないか、そんなことを連想させる。

心霊写真を巡るミステリィは、封印してきた花菱家の過去を呼び起こして行く。そしてその過去にケリをつけたとき、それが新しい関係を作っていく。

一瞬を切り取る写真は、鉄路を走る電車が一瞬立ち止まる駅のようなもの。電車は駅を運べない。ただ一瞬立ち止まるだけ。だんだん心霊写真の話から遠ざかっていくようにも思えるが、実は現像されていないあの写真に、写した者の想いが写っているんじゃないか、そんなことを連想させる。


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