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2013年12月 3日 (火)

『ブラックジャックによろしく 7』(佐藤秀峰作)絶望は眩しい。そんな患者の言葉が心を突く。

ガンに立ち向かった2人の医師。ガン治療に光を見出そうと奮闘するも、その先に待っていたのは患者の死、そしてガン治療という泥沼でもがいた医師も無力感に苛まれるが、それ以上の絶望を味わうのは患者である。何も知らされないまま時間だけが過ぎていく。自分の生の残された時間と向き合わなくてはならなくなる患者もまた、絶望を味わう。絶望は眩しい。そんな患者の言葉が心を突く。

そして、著作権フリーにした影響で、この巻のクライマックスはよくパロディにされている。それはガン治療という出口のない戦いの息抜きになっているのではないかと思う。

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