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2013年9月18日 (水)

『<完本>初ものがたり』(宮部みゆき著)<完本>というタイトルがラストという意味でないことを願わずにはいられない。

宮部みゆきさんの『初ものがたり』は本所深川の岡っ引きの茂七親分の捕り物帳。鰹、白魚、柿、菜の花など、季節を彩る「初もの」をからめたミスティ、読み物になっている。

『初ものがたり』は新潮文庫で出ているが、それに茂七の手下である「糸吉の恋」を加えた愛蔵版があり、今回は「糸吉の恋」に加えて「寿の毒」「鬼は外」という単行本未収録の短編も加えられている。

読み返してみて、そう言えば、謎の稲荷寿司屋の親父や超能力をもつ拝み屋の少年など、これから話が進みそうな要素がまだまだ残っていることを再発見。そう、茂七親分の捕り物話は終わっていない、まだまだ続きがあるはずなんだよなあ。なかなか茂七親分の捕り物話の新作が出ないのは残念だ。<完本>というタイトルがラストという意味でないことを願わずにはいられない。

いずれは、稲荷寿司屋の親父の話とか書いてくれないかなあ。お願いミヤベさん。


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