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2013年9月 5日 (木)

『脱グローバル論 日本の未来のつくりかた』(内田樹,中島岳志,平松邦夫,イケダハヤト,小田嶋隆,高木 新平,平川克美著)グローバル世代を排除した脱グローバル論になってはいけない。

前大阪市長の平松邦夫さんが主宰する「公共政策ラボ」(PPL)が開催した討論会をまとめたもの。内田樹さん、小田嶋隆さん、平川克美さんといった50代・60代のひとたちと、中島岳志さん、イケダハヤトさん、高木 新平といった20代・30代のひとたちとが意見を交わしている。(40代がいないのがある意味、この議論を象徴している。)

今はまさに「グローバリスト=ナショナリスト・イデオロギーが国内世論で支配的であった時期(安倍晋三と橋下徹と石原慎太郎が高いポピュラリティを誇っていた時代)」と言えるかもしれない。そういう時代に「恐竜が天に向かって吠えている足元で、小型の哺乳類獣が『次の時代』に備えて適応の用意を始めている」その息吹を感じさせる議論が展開されている。それは、中島岳志さん、イケダハヤトさん、高木 新平といった若い世代(グローバル人材を目指していた世代の次の世代)の言葉に表れていると思う。

つまり30代後半から40代までの世代を「中抜き」にして脱グローバル包囲網というのが形成されつつある、ということなのかもしれない。彼らはそれが当り前であるかのように「老人たちは既得権を俺たちに譲渡せ」と要求し続けた世代とも言えるかもしれない。

しかし、そういう世代を排除にして議論を続けていて良いのだろうか。そういうひとたちにとっても生きやすい社会を目指していくことがこの方たちの願いでもあるはずだろうに。グローバル世代を排除した脱グローバル論になってはいけないのではないだろうか。いろいろ面白い議論が読みとれるのだけれども、どうしてもその点が不満に残る。

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