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2013年8月22日 (木)

『キャリアポルノは人生の無駄だ』(谷本真由美@May_Roma) 自己啓発書は決してあなたの夢を叶えてはくれない。

ロンドン在住でITビジネスの最前線で働く元国連職員、谷本真由美さん(May_Roma)さんは、自己啓発書を「キャリアポルノ」と呼ぶ。そして、この本では「キャリアポルノ」への依存の弊害、さらにその原因について言及してる。

「キャリアポルノも、実はドラッグと何ら変わりません。キャリアポルノに書いてあることの多くは、その人の生活や仕事の根本的な問題を解決するのではなく、『精神的な高揚感』を得るためのものにすぎない」

これを読めば自分が抱えている問題が解決するのではないか、と期待してキャリアポルノを読む。そうすると、問題が解決するような、解決できるような気になるけれども、それは気になっただけ。問題が解決して、自分が成功したり、お金持ちになったり、世間的に認められて周りのひとたちからちやほやされたり、そういう夢を見れる。でも、それは夢を見せてくれるかもしれないけれど、夢をかなえてはくれない。

痛烈なのは、この部分だろう。

「自己啓発書を提供する著者も出版社も、読者に本当に成功してほしいとは思っていないのです。読者が『欲しい』という夢を売り、繰り返し同じような本を買ってもらうことが好ましいのです。読者が成功してしまったらもう本を買ってくれないので、むしろ、敗者であるままの方がよいのです。」

彼らは一緒に成功しましょう、絶対に儲かりますよ、と誘うけれども、そうやって他人が成功て商売敵を増やしたり、タダで他人を儲けさせるほど、彼らはお人よしではない、ということは心得ておくべきだろう。


そして、この本の落とし穴は、この本もまた、「キャリアポルノ」と呼ばれる危険性を孕んでいることだ。この本もまたキャリアポルノなんじゃね?と疑いながら読んでみる、ということも必要かもしれない。



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