« 『YUME SUZUKI LIVE 2013 -vol.2-』(鈴木結女) 進化する歌、深化する歌声。 | トップページ | 『DREAM-Self Cover Best-』(華原朋美) 年を重ねてむしろ歌声に豊かさが出てきている。 »

2013年7月29日 (月)

こまつ座第100回記念公演『頭痛肩こり樋口一葉』わたしのこころはあなのあいたいれもの。

こまつ座第100回記念公演『頭痛肩こり樋口一葉
2013年7月11日(木)~8月11日(日)
紀伊國屋サザンシアター
演出:栗山民也
出演:小泉今日子、三田和代、熊谷真実、愛華みれ、深谷美歩、若村麻由美

この作品はこまつ座の第1回の公演の演目。そしてこの公演が100回記念公演だそうだ。

父や兄に先立たれ、仕方なく樋口家の戸主となった樋口家の長女・夏子=樋口一葉(小泉今日子)は、戸主として母・多喜(三田和代)の期待や妹・邦子(深谷美歩)の優しさに応えようと、孤立奮闘する日々を送る。小説で身をたてようとする夏子の前に現れたのは、彷徨える幽霊の花螢(若村麻由美)だった。

物語の舞台は夏子の家、時は毎年のお盆の16日。なので、御霊もこのとき、この場所に戻ってくる。最初は花螢だけだったのに、物語の途中で亡くなるコウ(愛華みれ)や八重(熊谷真実)、そして夏子、多喜までがこの日、この場所に御霊となって戻ってくる。

明治という時代。女は親の言うことを聞かなくてはならない、世間体の悪いことはしてはならない、夫に尽くさねばらない、そんな、ならない、ならない、ばかりの女性にとっては息苦しい世の中だった。そんな中、夏子は筆一本で生きていこうとする。

そんな夏子の前に現れるのは幽霊の花螢。この世に恨みを残したまま成仏できない花螢は、夏子に怨むべき相手を教えてもらい、そのひとを呪いに行くのだが、、、恨みの鎖を辿っていく花螢が哀しくも可笑しくもある。
花螢を演じたのは若村麻由美さん。私はお嬢さん女優というイメージしかなかったので、こんなコミカルな役ができるなんて、正直、ビックリした。この舞台は誰よりも、この花螢に目が釘付けになる。キョンキョンを目当てに観に行った私でもそうなのだ。

この舞台で歌われる「わたしのこころはあなのあいたいれもの」という歌詞の劇中歌が心に響く。そこから零れ落ちるものがなくなったときがサヨナラのとき。この世は虚仮(こけ)。だから、執着をなくしてなくして、たった1つのことに賭けることも良いかもしれない。この物語の夏子のように。

blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« 『YUME SUZUKI LIVE 2013 -vol.2-』(鈴木結女) 進化する歌、深化する歌声。 | トップページ | 『DREAM-Self Cover Best-』(華原朋美) 年を重ねてむしろ歌声に豊かさが出てきている。 »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ