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2013年6月26日 (水)

『おどろきの中国』(橋爪大三郎,大澤真幸,宮台真司著)私たちは中国という隣人を理解しようとすることを怠っているのかもしれない。

『ふしぎなキリスト教』の橋爪大三郎さんと大澤真幸に宮台真司を加えてふしぎな国、中国についてあれこれと語っている。しかし、先輩格の橋爪さんと後輩の大澤さん、宮台さん、という対話の構図になっていて、残念ながら『ふしぎなキリスト教』ほどの対話のダイナミズムは感じることができなかた。

私たち日本人の目から見ると中国、中国人の行動様式は驚きに満ちている。しかし、3人は「伝統をさかのぼっていけば、中国におけるいささか奇妙にみえる現象も、たいてい、ある程度は説明ができる」と言う。
私たちは中国という隣人を理解しようとすることを怠っているのかもしれない。

そして日中関係については、これから世界はアメリカを中心にしたキリスト教文明圏と中国が対立するという構図になると予測し、「まず、アメリカが対中関係をどうするか、中国が対米関係をどうするか。これが基本で、最初に決まる。それを日本は、適切に予測しなくちゃならない。」という。そして、米中関係の最大の課題は台湾と北朝鮮であり、日本の政治家はその意識がまったくない。日本の政治家たちは自分がイニシアティブをとりたいと思っているようだが、米中の間を取り持つこと、上手く立ち回ることが日本のとる道だという趣旨のことを言っている。

私もこの意見には賛成だ。中国にとってもアメリカにとっても日本は「辺境国」であるという地政学的な事実をしっかりと見据えて、「辺境国」であればそれなりの戦略を立てて振る舞っていけばよい。日本がイニシアティブをとる、という妄想はいい加減にやめた方が、日本の国益になるのではないだろうか。

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