« 『美貌の文化史 - 神と偶像』(矢田部英正著)モノノフが失笑する(かもしれない)アイドル論。 | トップページ | 『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe』(村上龍,坂本龍一著) だから、小説を書こうよ、龍さん! »

2013年6月 5日 (水)

『現代霊性論』(内田樹,釈徹宗著)公人である内閣総理大臣は私的な信条よりも日本の国益を優先すべき。

内田樹さんが宗教家の釈徹宗さんをお招きして対談形式で行った講義をまとめたもの。占い、カルト宗教、靖国問題など、私たちの生活と霊は切っても切れない関係にある。霊的であることはどういうことなのか、内田さんと釈さんがまるで掛け合い漫才のように語っている。

今、旬な話題の(と言ってもこの記事がブログに載る頃には旬が過ぎていると思われるが)靖国問題について、内田さんはこのように述べている。

「慰霊行為によって首相個人にもたらされる宗教的な納得感と、慰霊行為によってもたらされるかもしれない外交的な失点を考量する場合いに、統治者たるものは私的な利益よりも公的な不利益を最優先に配慮すべきだろう」

日本国内閣総理大臣というものは「公人」なのだから、私的な信条よりも日本の国益を優先すべき、という意見はもっともであろう。そして、このように続ける。

「『間違えていない。この選択がベストなのだ』と首相が言いたいのなら、なぜ彼の選択はそれ以外のオプションよりも正しく、日本の国益を多く利するのかについて説明責任がある。」

コイスミさんにしても、アベさんにしても、日本国内閣総理大臣たるもの、国民に対しアカウンタビリティがあるはずなのだけど、彼らは「自分たちは正しい」と言い張るだけで、この件について、日本の国民に対して丁寧に説明しているのを私は聞いたことがない。私が、コイズミさんとかアベさんとかを支持しない理由は、こういう態度が許せないからだ。支持率が高ければやりたい放題しても良いと思っている。自民党は歴史から学ばない、つくづく残念な政党だと思う。


blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« 『美貌の文化史 - 神と偶像』(矢田部英正著)モノノフが失笑する(かもしれない)アイドル論。 | トップページ | 『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe』(村上龍,坂本龍一著) だから、小説を書こうよ、龍さん! »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ