« 『凛ダンス』(kainatsu)ピアノのイントロとkainatsuの声がとても印象的。 | トップページ | 【安吾を読む】『黒田如水』二流と一流を分けるもの。安吾の目線はそれを冷徹に観る。 »

2013年5月31日 (金)

【安吾を読む】『風と光と二十の私と』「人間の尊さは自分を苦しめるところにある」

坂口安吾が坂口安吾たらんとした戦い前夜を描いた小説。自身の学生時代、そして代用教員時代を振り返るように描いている。もうひとりの安吾が安吾に語りかける。

「満足はいけないのか」
「ああ、いけない。苦しまなければならぬ。できるだけ自分を苦しめなければならぬ」
「なんのために?」
「それはただ苦しむこと自身がその解答を示すだろうさ。人間の尊さは自分を苦しめるところにあるのさ。満足は誰でも好むよ。けだものでもね」

代用教員を辞めた安吾は、すぐに小説家への道を志すのではなく、釈迦が歩んだような苦行に入る。

安吾が代用教員として勤めた小学校には、「人間の尊さは自分を苦しめるところにある」というこの小説の一節の石碑が立っている。小学生にはちょっとムズカシイ言葉だとは思いますが。

風と光と二十の私と


blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« 『凛ダンス』(kainatsu)ピアノのイントロとkainatsuの声がとても印象的。 | トップページ | 【安吾を読む】『黒田如水』二流と一流を分けるもの。安吾の目線はそれを冷徹に観る。 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ