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2013年5月24日 (金)

【安吾を読む】『特攻隊に捧ぐ』「私は戦争を最も呪う。」この安吾の言葉をしっかりと受け止めたい。

GHQの検閲により「軍国主義的」であるとして削除された、安吾作品の中でも幻とされていた坂口安吾の作品。

「強要せられたる結果とは云え、凡人も亦かかる崇高な偉業を成就しうるということは、大きな希望ではないか。大いなる光ではないか。平和なる時代に於て、かかる人の子の至高の苦悩と情熱が花咲きうるという希望は日本を世界を明るくする。ことさらに無益なケチをつけ、悪い方へと解釈したがることは有害だ。美しいものの真実の発芽は必死にまもり育てねばならぬ。」

安吾は人性に反した行いを強要する戦争というものを最も呪う、としながらも、戦争が終わり、ひとびとが手のひらを返したように特攻隊員を貶めているという状況に抗おうとしている。安吾の静かな怒りが伝わってくる。


この作品は、紙書籍だと『堕落論』 (新潮文庫)に収録されています。

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