« 『新訳 ヒトラーとは何か』(セバスチャン・ハフナー著,瀬野文教訳)ヒトラーのしっぽが跋扈している今だからこそ、ヒトラーを知っておくべきかも。 | トップページ | 曇り空には桜と私が良く似合う。 »

2013年4月 6日 (土)

『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』(三上延著)栞子と智恵子、ふたりに和解の日は訪れるのだろうか。

「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの4作目は、1冊まるごと江戸川乱歩。今回の謎解きの依頼は江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲り受ける代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けて欲しいと依頼を受ける。金庫を開ける鍵と暗号を栞子と五浦の2人は探すことになる。

この巻では、ついに、栞子の母・智恵子が登場する。智恵子と栞子との確執と知恵比べがこの巻の読みどころ。これからの展開は、この2人の戦いを軸に進むと思われる。2人に和解の日が来るのか、それとも決別の道を歩むのか。楽しみだ。


ところで、『ビブリア古書堂の事件手帖』は1~3月期にフジテレビの月9ドラマとして放送された。主演の剛力彩芽さんが、栞子さんのイメージに合わない、とかなり批判されたようだが、私はこのドラマは、『ビブリア古書堂の事件手帖』の背骨となる部分をスッポリ抜いてしまったことの方が悔やまれる。つまり、本の読めない五浦が何故、本の虫の栞子に惹かれているのか、そして、自分の命よりも本を大切にしていた栞子が本よりも大切なものにだんだんと気付いていくというプロセスが全く描かれていなかった。だから、ラストで栞子は母親について行かずにビブリア古書堂に留まったはずなんだけど、その背景が全く抜け落ちてしまったので、あまり説得力がなくなってしまった。


blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« 『新訳 ヒトラーとは何か』(セバスチャン・ハフナー著,瀬野文教訳)ヒトラーのしっぽが跋扈している今だからこそ、ヒトラーを知っておくべきかも。 | トップページ | 曇り空には桜と私が良く似合う。 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ