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2013年2月12日 (火)

映画『人生、ブラボー!』 男は、「父親になる」と決意したときに初めて父親になることができる。

映画『人生、ブラボー!』STARBUCK
監督:ケン・スコット

喋ってる言葉はフランス語なのに、なんで通貨の単位がドルなの?と思っていたら、カナダ映画だった。納得。

旧エヴァの映画のように、最低な場面から、この映画は始まる。ここでドン引きしないようにしたい。

42歳のダビッドは、あまり仕事も上手くできず、多額の借金を抱えていた。あまりにも不甲斐ないので、妊娠した恋人のヴァレリーにも、ひとりで子供を育てると宣言されてしまう。そんなダビッドの元に弁護士が現れ、23年前に提供した精子から533人の子供が誕生し、そのうち142人がダビッドの身元開示を求める訴訟を起こす予定と告げられる。

最初は冗談ではない、とその現実を受け入れることができなかったダビットだが、そのうちの1人が自分の好きなサッカーチームのスター選手がいる事を知り、身元を隠して自分の遺伝子上の子供たちに会いに行くようになる。バイトをしながら俳優を目指している者もいれば、薬物中毒の者もいる。同性愛者もいれば、重いしょうがいを抱えている者もいる。彼らとも心を通わせるようになっていったダビットだが、借金取りにつきまとわれ切羽詰まってしまい、賠償金目当てに彼らを逆に訴えざるを得なくなる。

何故、ダビットが若い頃に600人もの精子を提供していたのか、この映画では語らないけれども、この映画を観たひとはきっと理解できる。これは家族の映画なのだ。男は「自分が父親だ」と決意したときに、父親になる。それを決めるのは自分しかいない。

映画『人生、ブラボー!』予告編

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