『Pink Cashmere Night ~鈴木結女 St. Valentine's Acoustic Live~』 私にとって22年目の鈴木結女。探していた答えはそう、ここにあった。
『Pink Cashmere Night ~鈴木結女 St. Valentine's Acoustic Live~』
出演:鈴木結女(Vo)、福田真一朗(Gt)、加藤エレナ(Key)、須磨和声(Vio)、Guest:kainatsu
日程:2013年2月17日(日) 17:30START
会場:目黒Blues Alley Japan
鈴木結女さんは、1991年にデビューした歌手。CDショップでジャケ買いした1Stアルバム「自分の色」ですっかり彼女の虜になった。1998年に結婚・渡米を機に音楽活動を休止するまで、彼女のアルバムはすべて聴いてきたし、音楽活動を休止したときはとても残念だった。
私は彼女がデビューした年に彼女のライブを観ている。某カセットテープメーカー(カセットテープの時代!)が主催したライブで抽選に申し込んで幸運にも当選したのだ。
そして、鈴木結女さんが戻ってきた。しかし、私がそれを知ったのはつい最近、昨年発売されたミニアルバム『ZERO』を手にしたのは、今年に入ってからだ。しかも、2/17にライブをすると言う。これは行くしかない!
私にとっては、22年ぶりの鈴木結女。昔別れた彼女に会いにいくような気持ちで、目黒Blues Alley Japanに向かった。↓
直前まで別の用事をこなしていた私が会場に入ったのは開演時間ギリギリ。でも、ステージに近い席が1つだけポツンと空いていた。なんという幸運。とりあえずビールを注文し、彼女の登場を待つ。
会場を見渡すと、若い女性の比率が圧倒的に多い。私のように男で、しかも活動休止前からのオールドファンはかなりの少数のようだ。冷静に考えると、とてもアウェイな状況なのだが、そういう肩身の狭い想いは、私にとって22年ぶりの鈴木結女の登場でかき消された。
1991年の鈴木結女さんは、キレがよくてカッコ良いダンスが印象的だったが、2013年の鈴木結女さんは、椅子に座って歌い始める。ちょっと癖のある歌い方、骨太の声、あの頃のままだ。
ライブはインターバル(トークコーナー)を挟んでの2部構成。第一部で歌ったオリジナル曲は、「君のことを忘れない」「STEPPIN’!」「5分後の恋人」「強さ意味」「CONFIDENTIAL MINOR PROJECT」など。シングル曲ではない、どちらかと言うと、知る人ぞ知る曲、というチョイス。しかし、私にはどの歌も懐かしい。
インターバルのトークコーナーでは、会場でくばられたアンケートに鈴木結女さんが答える、という企画。「鈴木結女に言わせたい言葉」では、女子たちの妄想がさく裂。鈴木結女さんって、女子高のモテ女子がそのまま年を重ねたイメージなんでしょうね。
そして、Webで募集していた鈴木結女さんに歌って欲しい曲の中から、3曲、ボカロ曲にラルクに、そして、やっぱり、「バレンタインキッス」! アイドルばりの振り付け、なによりのバレンタインデーのプレゼントでした。
チケットの半券を使っての抽選会があり、そして、このライブの課題であった「ドレスコード:ピンク」のご褒美。少数派の男子には「ドレスコード:ピンク」という課題をこなすのに苦労しただろうと、アピールタイムを与えられましたが、結局はジャンケン勝負に。言い損、やられた。こんなことなら、CHANCEのド派手なピンクTシャツ着てくるんだった。
このコーナーでは、声優の歩河みぃなさんが進行をされていました。ゴスロリぽさが鈴木結女さんと対照的でしたね。
第二部は、最新ミニアルバムに収録されている「ユラレテモ」からスタート。
その後、ゲストのkainatsuさんが登場。kainatsuさんのラジオ番組に鈴木結女さんがゲスト出演したときに意気投合し、鈴木結女さんからのラブコールにより出演が決まったそうです。2人で「Time After Time」(Cyndi Lauper)と鈴木結女作曲・kainatsu作詞のコラボ曲「つぼみワルツ」(表記不明)をデュオで。
そして、kainatsuさんがピアノ弾き語りで「凛ダンス」「愛すべき君のグレーゾーン」の2曲を。女性への応援歌ですね。でも、こういう歌、実は好きです。
そして、再び鈴木結女さんが登場。そして、ここから歌ったのは、なんと未発表の曲!「君が求め過ぎるから」「GOAL」「(仮題)CAOS」。「GOAL」「(仮題)CAOS」の2曲は、この日の来場プレゼントとして、CDをいただきました。↓
ラストは「二人の風」。探していた答えはそう、ここにありました。
アンコールは「それでも明日はやってくる」。サビのパートを会場みんなで合唱。そして、最後の最後は、今まさに作っている、まだ名もなき歌。
「ZERO」の歌を中心に歌うのかと思いきや、新曲だらけの構成に。会場にいたひとたちに新しい歌をいちはやく届けたい、そんな想いを感じました。
セットリストなどは鈴木結女さんの公式ブログでご確認を。→「バレンタインアコースティックLIVE Pink Cashmere Night 終了☆」
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