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2013年1月17日 (木)

『天の血脈(1)』(安彦良和作) 古代から明治、そして現在に、歴史は繋がっている。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の安彦良和による歴史マンガ。

時は1903年、日露戦争開戦の半年前、日韓併合の7年前。朝鮮半島に近い満洲の地に日本からの学術調査隊がいた。彼らの目的は「好太王碑」の調査。古代朝鮮半島の歴史、日朝関係を記したとされるこの碑文の研究のため、嬉田教授率いるこの調査隊に参加していた一高の学生・安積亮がこの物語の主人公。調査隊は馬賊による襲撃を受け、彼らの運命が周り始まる。

「好太王碑」から私がまず思い浮かべるのが「改ざん」。後の世のひとによって「歴史は自分たちの都合の良いように解釈される」という典型的な事例が「好太王碑」。2006年に「改ざん」かどうかの議論の決着がついたらしいのだが、それまでは日本と韓国・北朝鮮が、それぞれ自分たちの都合の良いように、「好太王碑」に刻まれた文字を読んでいた。

そして、この物語は古代、神功皇后の時代に繋がっていく。そう、歴史というものは繋がっているものなのだ。


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