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2012年12月11日 (火)

『連続殺人鬼 カエル男』(中山七里著)カエルが飛びこんだ池にできた波紋は、池全体に広がっていく。

タイトルと、カエル男らしき人物の過去が明かされたとき、犯人は○○○だな、というアタリがついてしまった。しかも、ある場所の記述がやたらと細かいことがひっかかったので、カエル男が誰なのか、早い段階からわかってしまったのだけれど、それでも、この物語には最後の最後にどんでん返しが待っている。勝ったようなつもりでいたのに、最後にやられてしまった。

この物語は刑法39条というものが根底にある。

第三十九条  
心神喪失者の行為は、罰しない。
心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

この条文の取り扱いは常に物議を醸しているが、この物語では、この条文により償われなかった罪が新たな罪に連鎖する。そして、私たちは、普段であれば他人を不気味だとは思わないが、パニックのような状況になると、他人が不気味に思えて疑心暗鬼になってくる。そして、異常な行動をとるようになっていく。カエルが飛びこんだ池にできた波紋は、池全体に広がっていく。それが怖い。



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