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2012年11月14日 (水)

『CASSETTEFUL DAYS ~Japanese Pops Covers~』(土岐麻子)音楽が大切に大切に聴かれていた時代。それがカセットフ ル・デイズ。


01. イージュー★ライダー(奥田民生/1996年)
02. シーズン・イン・ザ・サン(TUBE/1986年)
03. カルアミルク(岡村靖幸/1990年)
04. 愛について(スガシカオ/1997年)
05. くちびるヌード(高見知佳/1984年)
06. メイン・テーマ(薬師丸ひろ子/1984年)
07. I LOVE YOU(オフコース/1981年)
08. Hello, my friend(松任谷由実/1994年)


()はオリジナル歌手と発売年。1980年代、90年代、土岐麻子さんがカセット・テープで聴いていたであろう日本のPOPSの名曲をカバーしたミニアルバム。特に、「イージュー★ライダー」「カルアミルク」「愛について」という選曲もなかなか目の付けどころが良いなあ、と思うと同時に、これらの個性的な曲が、まるで土岐麻子のオジリナルのように歌われている。

土岐麻子 / 「CASSETTEFUL DAYS」トレーラー

今や音楽配信の時代になり、自分の聴きたい曲をネットから安価にダウンロードできる時代になった。円盤(CD)ですら、値段は高いし、エコでないしで、時代遅れのように言われるようになった。FMラジオから流れてくる曲をカセットテープに採って、自分で編集して、大切に大切に聴いていた時代は遥か彼方に追いやられてしまった。
確かに、音楽配信は便利かもしれない。しかし、音楽配信は「自分の聴きたい曲しか聴けない」。そこには偶然の出会いがないから、音楽と出合うトキメキもない。気軽に音楽が手に入れば、それは次々に入れ替えられる。音楽を大切に大切に聴かれ続けることもなくなってしまったのではないだろうか。

カセットフル・デイズとは、音楽が大切に大切に聴かれていた、音楽にとってもリスナーにとっても、幸せな時代だったのかもしれない。


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