« 『満身創痍創意工夫 頑張りすぎない人工透析との闘い方』(中村龍史著) 人工透析?!だから何なんだ? | トップページ | ミュージカル『ジェーン・エア』 荒野を彷徨うジェーン・エアが最後に辿りつく「許し」。 »

2012年10月13日 (土)

『悪人正機』(吉本隆明,糸井重里著) 糸井重里さん、グッジョブ!な1冊。

糸井重里さんが毎回テーマを決めて吉本隆明さんにインタビューした内容をまとめたもの。聞き手の姿を消し、吉本隆明さんがざっくばらんに語っているかのように再構成している。糸井重里さんは良い仕事をしてくれました。目次を拾うだけでも、この本は面白い。

「泥棒して食ったっていいんだぜ」と言われたことがある
「人助け」なんて誰もできないって親鸞は言っている
働くのがいいなんて、それはウソだよ
都会には慣れていうたほうがいい
大学に行くのは、失恋の経験に似ている
円満な家庭なんて、そんあものはねえんだよ
素質が問題になるのは、一丁前になってから
有名になりたい気持ちは、宝くじを買うときの気持ちと同じ
メディアの発達と人間の精神の発達は、無関係だ

などなど。

特に面白かったのが、「ネット社会」についての章。人類の発達は感覚器官の発達ではない、魂や心の発達のことなんだ、という言葉。最近、インターネットによって人間の感覚が広がった、と言われるが、所詮は、インフットとアウトプットの量が増え、速度が増したというだけで、魂や心は古代ギリシアの時代からあまり発達はしていない。インターネットの発達に過度な意味を持たせたり過度な期待を寄せることは本質を見誤ることにつながる。



blogram投票ボタン

人気ブログランキングへ

« 『満身創痍創意工夫 頑張りすぎない人工透析との闘い方』(中村龍史著) 人工透析?!だから何なんだ? | トップページ | ミュージカル『ジェーン・エア』 荒野を彷徨うジェーン・エアが最後に辿りつく「許し」。 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ