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2012年10月 1日 (月)

『僕は長い昼と長い夜を過ごす』(小路幸也著) ひとは心ならずもひとの恨みを買うこともあるけれども、逆に善意を返してもらえることもある。

主人公は50時間起きて20時間眠る、という不可思議な病気を持つゲームプランナー。その彼がアルバイトでしていた監視の仕事で、ふいに2億円というお金を拾ってしまう。それは企業の裏金だった。主人公は、その裏金をめぐる攻防戦に巻き込まれることになる。何故か彼を助ける〈種苗屋〉ナタネさん。ナタネさんの助力により、<奪還屋>、<強奪屋>という裏社会の勢力から自分と自分のきょうだいの身を守ろうとするうち、15年前に殺された父親やそれ以前に失踪した母親の事件の謎解きへ事態が展開していく。

主人公はゲームプランナーという職業柄、ゲームを作るようにものごとを進めていく。その仕事の進め方が、問題を解決していくのだが、この部分は、物語風のビジネス書のような趣がある。そして、物語風のビジネス書のように、そんなに上手くいくんかい、というツッコミも入れたくもなるのだが。

そして、最大の謎である、何故彼は「50時間起きて20時間眠る」になったのか、ということについては、、、世の中、謎は謎のまま残しておいた方が良いこともある、ということなのだろう。そして、ひとは心ならずもひとの恨みを買うこともあるけれども、逆に善意を返してもらえることもある、ということなのだろう。



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