映画『SPEC天』 スペシャルドラマが凄く良いできだったので、まんまと策略に乗せられて映画への期待も高まるっ!
映画『SPEC天』
監督:堤幸彦
連続ドラマの最後に、「映画化とかぜってーしねーからな」というセリフを残し終わった『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』のやっぱり出た映画。映画の前のスペシャルドラマ『SPEC~翔~』を経て、映画につながっている。『SPEC~翔~』で連続ドラマで視聴者にとって未解決だった謎を解き明かし、そして映画につなげたわけだが、しかし、『SPEC~翔~』で解き明かされたと思われていた真実をこの映画で覆すという、なんとも企ての多い作品だ。そして、いつのまにか、連続ドラマが「起」という位置づけとなり、スペシャルドラマが「承」、そしてこの映画が「転」。そして、映画の最後に、「ケツなんてぜってーしねーからな」というオチで終わる。馬鹿正直のナオは今や立派なライヤー(嘘つき)である。
とにかく、スペシャルドラマが凄く良いできだったので、まんまと策略に乗せられて映画への期待も高まってしまいました。
↓高まるっ!
この映画で一番カッコイーのは、キルビル栗山千明の絶対零度でのガンアクション(予告編でも観れます)。セブミ(加瀬亮)は相変わらず不死身だし、トウマ(戸田恵梨香)はますます中谷美紀化しているし、あんなスゲー能力を持っているくせにまたもや電気ビリビリの餌食になるニノマエ(神木隆之介)君があまりにも憐れ。
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