演劇『彼女の言うことには。』 真矢みきがちょっと鬱陶しいけどとってもチャーミング。筒井道隆の掛け合いが、とにかく楽しい。
『彼女の言うことには。』
2012年4月15日(日)~5月6日(日)
PARCO劇場
演出/永山耕三
出演/真矢みき、筒井道隆、矢田亜希子、瀬川亮、山下容莉枝、ほか
トレンディドラマ脚本家の北川悦吏子さん作の演劇作品。脚本家にとっては初の舞台作品となる。
パリから成田に向かう飛行機の機内。たまたま隣り合わせの席になったアラフォーの男女、夏来(真矢みき)と是枝(筒井道隆)。彼らの11時間のフライトがこの舞台のドラマとなる。
まだ東京、名古屋、大阪、福岡での公演が残っているので、ストーリーにはなるべく触れないことにしたいのですが、、、(言いたいことはいっぱいあるのです。)
真矢みきさん演じる夏来がとにかく、慌ただしい。そして、筒井道隆さんが相変わらず、良い「間」を出している。この二人の「間」のとり方が、会話のテンポを面白くしていました。この芝居を観に来たお客さんは、真矢さん見たさのひとが多いと思いますが、この芝居、とにかく、カーテンコールの退場まで、真矢さんに目が釘付けになりますね。ちょっと鬱陶しいけどチャーミングなオトナの女性。飛行機の長時間フライトで、真矢みきさんが隣に座っていたら、気になってしょうがないでしょう。
矢田亜希子さんは、演劇は初舞台だそうです。ダンスはもうひと頑張りほしいところですが、難しい台詞も噛むことなく、及第点はクリアです。まあ、こんなキャビンアテンダントはいないでしょうが、いたら面白いでしょうね。
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