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2012年4月14日 (土)

『学問』(山田詠美著) 学問とは、未知なるものを持っている他者と偶然、ばったりと出会い、自分の内なるものに目ざめ、自分の生をまっとうすること。

久々に山田詠美さんの作品を読んだ。文庫の帯の「『放課後の音符』『ぼくは勉強ができない』に並ぶ」という宣伝文句に、ついつられてしまった。

学問には3つのポイントがある。1つ目は、自分には「未知なるものを持っている他者」と「偶然、ばったりと」出会うこと。そのとき、その「未知なるものを持っている他者」は師となり、自らは弟子となる。自慰とはひとりでできることの最たるものかもしれないが、学問とはひとりではできないのである。師と出会い、自ら弟子となることを選ばなければ、学問にはならない。2つ目は、ある日、突然に自分の内なるものに「目ざめる」ことである。そして、3つ目は、「自分の生をまっとうする」ことである。
この3つのポイントをクリアできて、ひとはやっと卒業できるのかもしれない。逆に言うと、生きているうちは、ひとは卒業できないものなのかもしれない。学問というのは人生というものと同様に難しい。

・・・このエロティックな小説をそういう要素を排除して書評を書くと、以上のようになります。



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