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2012年3月29日 (木)

『武士道エイティーン』(誉田哲也著) シュハリ!とカタカナで書くと、韓国語みたいだが、そうではない。守・破・離とは武士道の教えである。

誉田哲也さんと言えば、竹内結子さん主演でテレビドラマにもなった『ストロベリーナイト』等の警察小説が人気があるのだろうけれど、私にとって誉田哲也さんと言えば、この「武士道」シリーズである。

『武士道シックスティーン』で出会ってしまった、香織と早苗。性格も剣道に対する心構えも何もかも違うふたりが同じ道を進み始め、早苗が転校して離れてしまっても、ふたりの不思議な関係は続く。そして、『武士道エイティーン』では、高校生として、ふたりの最後の対決がそのクライマックスとなる。

『武士道エイティーン』は、香織と早苗の物語を軸に、外伝的な物語が挿入される。早苗の姉でモデルの緑子の話は、モデルの押切もえさんを連想してしまいましたが、香織の師匠である桐谷先生や、早苗の指導教官である吉野先生の話は、実はつながっている。香織を慕っていた後輩の田原が何故、急に香織に対し反抗的になったのかも、最後に語られる。

シュハリ!とカタカナで書くと、韓国語みたいだが、そうではない。守・破・離。守破離とは武士道の教えである。
「守」:師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと
「破」:師の流儀を極めた後、他の流儀も研究すること
「離」:自己の研究を集大成し、独自の道を切り拓くこと

つまりは、武士道という道に終わりはない。武士道という道を歩んでいく限り、その道のどこかでまた出会う、ということである。香織と早苗の先生どうしがつながっていたように、香織と早苗もまた、この先の人生でまたいつか対峙することもあるだろう。そういう未来を予見させる結末だった。



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