« 『耳をふさいで夜を走る』(石持浅海著) この物語の中に、「アルラウネ」という言葉が出てくる。この「アルラウネ」こそ、石持作品のキーワードと言ってよいだろう | トップページ | 『MemorieS ~Bitter Sweet Pineapple~』 松田聖子世代の子供たちによる松田聖子カバー集 »

2011年10月13日 (木)

『ブロードアレイ・ミュージアム』(小路幸也著) 古き良きアメリカの香りが漂う物語

この物語の舞台は、1920年代のニューヨーク。ブロード「ウェイ」ではなく、ブロード「アレイ」である。裏通りの小さな博物館“ブロードアレイ・ミュージアム”にキュレーターとして赴任してきた田舎もののエディ。古参のキュレーターたちは“ブロードアレイ・ミュージアム”の収蔵品に負けず劣らずの個性派ぞろい。

そして、物に触れると未来を予知できる不思議な少女フェイ。キュレーターたちは、フェイが物に触れることで見てしまった「良くない」未来が現実のものにならないように、あの手この手を使う。時にはかなりヤバイ橋を渡ることもある。彼らはまさしくお姫様を守る騎士団のようでもある。そして、新米のエディも立派な騎士に成長していく。

この物語に出てくる品々は、「サッチモのクラリネット」「ラリックのガラス細工」「ベーブ・ルースのボール」「シャネルの0番」「リンドバーグの帽子」など。古き良きアメリカの香りが漂う。

ボーナストラックの「ドラキュラのマント」はこの物語の後日譚。フェイが再び“ブロードアレイ・ミュージアム”を訪れす日がくるのだろう。そうすると、この物語は続編が期待できるのだろうか。楽しみだ。


« 『耳をふさいで夜を走る』(石持浅海著) この物語の中に、「アルラウネ」という言葉が出てくる。この「アルラウネ」こそ、石持作品のキーワードと言ってよいだろう | トップページ | 『MemorieS ~Bitter Sweet Pineapple~』 松田聖子世代の子供たちによる松田聖子カバー集 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ