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2011年4月 4日 (月)

『極北クレイマー 上』(海堂尊著) すでに下巻も読み終わっているのだが、こうしてネタを小出しにするのが、毎日ブログを書くヒケツ

文庫化にあたり、上下巻に分冊された『極北クレイマー』の上巻。すでに下巻も読み終わっているのだが、こうしてネタを小出しにするのが、毎日ブログを書く秘訣。

この小説の舞台は財政破綻にあえぐ極北市。北海道のY市がモデルであることはすぐに察しが付く。豪華なホテルや中途半端なテーマパーク、雪が降れば使えなくなるゲレンデ、そして、赤字続きの市民病院。そこに、今中医師が赴任してくるところから物語が始まる。彼の肩書は、「非常勤」外科医。もちろん、「非常勤」なのは報酬を削減するのため。

彼が赴任してきた市民病院は、院長と事務長が対立し、ひとりの産婦人科医を除いては医師たちや看護師たちも意欲が無く、患者は床ずれを起こしている。まさに問題山積みの医療現場である。

そこに、吹雪のように、スノー・エンジェル、姫宮医師がやってくる。彼女はあっという間に床ずれ問題を解決し、この病院を掌握する。彼女の登場によって、この病院も改革の意識が芽生え始める。

この物語はところどころ、他の海堂作品の登場人物の存在が垣間見れる。北海道の救命センターに飛ばされたジェネラルルージュだとか、姫宮の上司であろう、ロジカルモンスターとか。そして、この病院の産婦人科医も、ある物語と通じている。

それはまた、下巻で。

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著者:海堂 尊
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