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2011年2月15日 (火)

『荒野 14歳 勝ち猫、負け猫』(桜庭一樹著) 男子も女子も恋に目ざめ始め、だんだんと荒野は成長していく

荒野、14歳の物語。男子も女子も恋に目ざめ始め、恋をすれば女子は子どもに、男子は地下組織に潜り始める。荒野に思いを寄せる男子も現れたりもするが、まだ荒野には恋の準備ができていない。Hビデオを観てしまい、ゲロンチョリしてしまう。
そんな中、荒野の義母が妊娠し、物語の最後には荒野もお姉ちゃんになる。こうやってひとは生まれてくる。

「勝ち猫、負け猫」というサブタイトルがついているが、これは明らかに、「負け犬」という言葉を意識したものだろう。しかし、まだまだ彼女たちにそういう価値観は早い、というか、そういう価値観は身につけてほしくないとも思う。しかし、着実に彼女たちはそういう世界に足を踏み入れていく。

荒野 14歳 勝ち猫、負け猫 (文春文庫)Book荒野 14歳 勝ち猫、負け猫 (文春文庫)

著者:桜庭 一樹
販売元:文藝春秋
発売日:2011/02/10
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