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2011年1月 5日 (水)

『キッチンぶたぶた』(矢崎存美著) 毎年12月に発売される「ぶたぶた」は年末の風物詩。最新刊を読むことは、年末年始の楽しみ

今や、私にとって、毎年12月に発売される「ぶたぶた」シリーズの最新刊を読むことは、年末年始の楽しみになっている。今回のぶたぶたは、『キッチンぶたぶた』。今までも数多くの料理を披露してきた山崎ぶたぶたさんであるが、今回は料理人として登場する。

「キッチンぶたぶた」は閑静な住宅街にある。壁には薔薇の花が咲き誇り、しかし、内装は白木造りのカウンターのあるお寿司屋さんのようなつくり。このアンバランスさも、ぶたぶたさんらしい店という印象を与える。

今回は全4話。

「初めてのお一人様」
病気のため入退院をくりかえす少女が、病院を抜け出して、体に悪そうな油ギッシュなナポリタンを求めて辿り着いたのが、キッチンぶたぶた。しかし、ぶたぶたさんの作る料理が不味いはずがなく。

「鼻が臭い」
料理の味がわからなくなった男性の話。「食べる」ということは生活の中で欠かさず続けなくてはならない行為であるが、それがルーチンワークのような味気ないものになってしまったら危険信号である。ぶたぶたさんのスープが彼を救う。

「プリンのキゲン」
美味しいプリンを求めて方々のお店のプリンを食べ歩くプリン好きなOLさんの話。彼女はキッチンぶたぶたでごくたまに出されるプリンに夢中になるが、このプリンにはヒミツがあった。美味しいものは儚いのです。

「初めてのバイト」
ぶたぶたさんのお店でバイトすることになった大学一年生の女の子の話。彼女がぶたぶたさんのお店に向かうと、なんとぶたぶたさんが、誘拐されたという。ありえない状況に連続に頭の中が”?”でいっぱいになっていく女の子の様子が可笑しい。

ぶたぶたさんとは、非現実の象徴である。と、ここまで書いておいて、私はぶたぶたさんがどういう風貌の人物であるか、書いていない。それは、読んでのお楽しみ、ということで。

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著者:矢崎 存美
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