2010年の映画ベスト3。第一位は、やっぱり、夢に出てきそうなあの”ドッカーン!”
年末恒例の年間ベスト特集第二弾は2010年の映画ベスト3。
1.『告白』 (監督:中島哲也)
愛娘を教え子に殺された女教師。終業式の日、女教師はその犯人2人を名指しし、衝撃の”告白”をする。その結果、生徒のひとりは不登校となり、もうひとりはイジメを受けるようになる。しかし、彼女の執拗な復讐は、始まったばかりだった。。。
怖い映画である。松たか子の”ドッカーン!”は夢に出てきそうだ。
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2.『アイアンマン2』 (監督:ジョン・ファヴロー)
主人公のトニー・スタークこと”アイアンマン”は、「俺がこの世界の平和を守っているんだぜえ」というお気楽極楽なオヤジである。その姿はまさに、劇団ひとり”アメリカ合衆国”である。彼こそが正義であり、彼だけがその圧倒的な軍事力を持つことを許され、彼だけが行使することが許されている(と思い込んでいる)。そして、時にやけになって暴走して、あいつに任せていて大丈夫か、と思わせる。まさにアメリカという国そのものである。
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3.『カールじいさんの空飛ぶ家』 (監督:ピート・ドクター)
冒険好きの男の子と女の子が出会い、結婚し、そして別れのときがくる。冒頭はそれをただ音楽と映像だけで描く場面が続くのだが、それだけで泣ける。ピクサーの映画はズルイ。彼らは夢をかなえるためにがむしゃらに努力したようには思えないし、彼女は夢を叶えることなく亡くなってしまったのだけれども、だからといって彼らが幸せでなかったとは決して言えないだろう。
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次点は、『インセプション』監督: クリストファー・ノーラン。難解な映画だったので、もう一度観てみたい。できればブルーレイで。って、買おうか買うまいか悩み続けてはや1年、いままだブルーレイレコーダーを買ってないんですけど、何か。
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