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2010年12月 8日 (水)

『スイッチ!』(チップ・ハース、ダン・ハース著) まずは、最初の一歩を踏み出すことが大切。さあ、象を歩かせよう

サブタイトルに「『変われない』を変える方法」とあるように、私たちは悪い習慣だとわかっていてもなかなかやめられないし、目標に向かって歩をすすめたいけれどもいろいろと言い訳をつけてなかなか前に進むことができない。
それを怠けている、努力が足りない、というのは簡単だが、実際にはそうではなく、ただ「疲れている」ことが多い。まさに、変わりたいのに変われない、のだ。

では、何故私たちは「変われない」のか? その原因はわたしたちの脳の中にある、とこの本は言う。表紙絵に象の絵があるが、私たちの脳の中には、「象使い=理性」と「象=感情」が常に激しく支配権を争そっている。
象使い(理性)はわかっているのだけれど、象=感情がやめられない。例えば、夜遅くに食べ過ぎる、など。象使い=理性は消化によくない、太る、とわかっていても、つい象=感情は誘惑に負けてラーメンを食べてしまったり、スナック菓子に手が伸びてしまう。

そうならないために、どうすれば良いのか。この本では、象使い=理性、象=感情、両方の働きに着目しながら、ちょっとした工夫で変化が起こせることを、さまざまな例をとりながら解説している。つい食べ過ぎないためには、どうすれば良いか? それは、「容器を小さくすればよい」のだ。

この本の提唱するフレームワークは3つ。(フレームワークとか、3つとか、いかにも、な感じだが。)

1.象使いに方向を与える
 ・うまくいっている部分をまねする
 ・全体像でとらえず、最初の一歩を踏む出すための具体的な行動を考える
 ・目的地を決める
2.象にやる気を与える
 ・感情に訴える
 ・変化を細分化する
 ・「しなやか」マインドセットを育てる
3.道筋を定める
 ・環境を変えれば行動も変わる
 ・行動を習慣化して負担を減らす
 ・行動を仲間に広める

こうして観ると、「最初の一歩」を踏み出すことが大切であることがわかる。まさに千里の道も一歩から、である。その一歩を踏み出さなければ、千里どころか一里にも達しないのである。歩き始めることができたら、歩き続けることを習慣づけること。疲れたら休んでも良い。とにかく、一歩一歩進んだことを喜びに感じることだ。

とかくひとは大成だとか大義だとか大きなことを言いがちだし、そしてそれに達しなければムダだとか、それに達しなければ怠けている、努力が足りない、だとか批判しがちだ。しかし、象使いが象を動かすのは大変なことなのだ、と思うと、こんな大きな象を歩かせることができただけでも凄いことだ、と思えてしまうし、そう思った方がずっと幸せだと思う。

小さな成功が大成を妨げるなんて言うのはウソで、小さな成功の積み重ねこそが私たちの生活の中では大切なのだ。

スイッチ!Bookスイッチ!

著者:チップ・ハース,ダン・ハース
販売元:早川書房
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