« 『内藤忍お金の話をしませんか』(内藤忍著) 蓄えるべきお金と、使ってもよいお金。そのバランス感覚をシッカリ身につけていきたいものだ | トップページ | 『Dear Diary』(BONNIE PINK) まだ髪の毛がピンクだった頃から、BONNIE PINKの音楽は変わらない。でも、飽きさせない »

2010年11月 9日 (火)

『うたうひと』(小路幸也著) 音楽がつむぐ物語。そして音楽は、つながっていく

うたうひと=歌手だけではなく、ミュージシャンが主人公の短編集。”人情もの”になっているのが、小路幸也らしい。

「クラプトンの涙」
”泣いたことがない”引退したギタリストが、インタビューに答えるうちに、”涙”を思い出す、という物語。最後の最後に読者も泣かせる。

「左側のボーカリスト」
これは、明らかにサイモン&ガーファンクルがモデルでしょう。”復活”コンサートをテレビでみて、LP盤を持っていた私には懐かしかった。

「唇に愛を」
これは、観た目はキワモノだったけど、斬新的なバンドだった、スペクトラムを思いださせる物語。アイドルとのロマンスとか、70年代芸能ネタを思いださせた。

「バラードを」
盲目の女性ピアニストの物語。自分の命と引き換えに、バラードを歌わせた元恋人。そして彼女も死を選ぼうとしている。彼女に生きる希望を持たせることができるのか。

「笑うライオン」
鬣のようなヘアスタイルがトレードマークのドラマーの物語。バンドの人気絶頂のときに彼の母が倒れ、彼は里帰りし、その上、怪我して、一時的にバンドを離れることになる。ドラマーにサポートメンバを迎え、ますます人気が出てくる。ひとり取り残された感が募っていく彼だったが、、、

「その夜に歌う」
場末のバーから、売れっ子ミュージシャンになた男と、彼の下積み時代を支えた女性の物語。約束の夜、彼は彼女のもとにもどってくるのか。

「明日を笑え」
これは、明らかに、ザ・ドリフターズですね。イギリスからきた人気バンド<あいつら>の武道館公演の前座ですから。しかし、あの大人気バンドを<あいつら>呼ばわりとは!

「アンコール 親父の歌」
売れないミュージシャンと、その息子の物語。そして、音楽は、つながっていく。

うたうひと (祥伝社文庫)Bookうたうひと (祥伝社文庫)

著者:小路 幸也
販売元:祥伝社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 『内藤忍お金の話をしませんか』(内藤忍著) 蓄えるべきお金と、使ってもよいお金。そのバランス感覚をシッカリ身につけていきたいものだ | トップページ | 『Dear Diary』(BONNIE PINK) まだ髪の毛がピンクだった頃から、BONNIE PINKの音楽は変わらない。でも、飽きさせない »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ