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2010年11月17日 (水)

『ストロベリーナイト』(誉田哲也著) 切り裂かれる喉元 噴き出す鮮血 これを 生で 読みたい ひとだけ 読んで ください

私とこの作家との出会いは、『武士道シックスティーン』。これは、女子剣道の話なのだが、勝負がすべてという少女と、勝ち負けではなく楽しみという少女というふたりが対立しながら成長していく、という物語。文章はあまり上手ではないが、ふたりの少女がいきいきと描かれていたのが好感だった。

誉田哲也といえば、”警察小説”だそうなのだ。でも、私はあまり"警察小説"なるものには興味がなかったので、書店でイチオシされても、今までこの本を手に取ることはなかった。しかし、この小説がテレビドラマになるという。しかも竹内結子主演。彼女が演じる女性に興味があって、読んでみた。

いわゆる連続猟奇殺人ものである。冒頭のグロさは、正直気味が悪かった(しかも、食事前だったのでなおさら)のだが、なんとか持ちこたえることができた。次々に発見される死体。そして、毎月行われる”ストロベリーナイト”という名の殺人ショー。警部補・姫川玲子は、直観的なプロファイリングによって犯人に辿りついていく。

主人公がなぜ警察官になったのかや、ガンテツという先輩刑事の嫌がらせなど、普段、”警察小説”を読まないせいか、新鮮な感じで読めた。ただ、ミステリィという点では、イマイチかな。途中で犯人わかっちゃったし(たぶん、大塚刑事のくだりで、誰でもわかっちゃいます)。

”ストロベリーナイト”という名前とはウラハラな”殺人ショー”。他人の死でしか自分の生を実感できないなんて、馬鹿げている。自分が殺されるかもしれないという状況でしか、自分の生を実感できないなんて、本当に馬鹿げている。なんだか、やるせなさだけが残った。

ストロベリーナイト (光文社文庫)Bookストロベリーナイト (光文社文庫)

著者:誉田 哲也
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