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2010年10月 5日 (火)

『心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」』(名越康文著) 過去でも未来でもない、”今”この時に集中しよう!

今の日本は”閉塞感”が蔓延していると言われる。新卒の若者に職がなく、職についてもすぐに辞めてしまったり、長年働き続けていてもリストラに合うかもしれない、職を失ってしまうかもしれない、という不安も抱えている。そして、毎年3万人以上のひとが自ら命を絶っている。この国は確かに生きづらい国になっている。

そういう生きづらい国、生きづらい時代にあって、どうストレスなく生きていくか。

まず、”怒らない”こと。そのためには、目先の損得勘定(相手が得している、自分が損しているという思い)に惑わされないこと。

そして、幸福にも苦痛にも、”執着しない”こと。幸せなことも、嫌なことも、すべては過ぎ去る。それに執着することは、過去に囚われること。同じように、未来にも囚われないこと。

そうならないためには、名越センセイは、”今”という瞬間に意識を集中することを心がけるべき、だと言う。例えば、今、目の前にある仕事に集中する。嫌だなあ、自分には向いていないなあ、自分はこんなことをするためにいるんじゃないのになあ、、、そういう思いこそが、ストレスを産む。嫌な仕事でも、不得手な仕事でも、誰でもできそうなルーチンワークだとしても、それは、”誰かのために”求められている仕事であり、そういう仕事であっても、自分の創造性や独創性を発揮できることがきっとある。試行錯誤の中から、自分そして、目の前の仕事にきちんと取り組むことが、自分の評価を高める。やたらと自己主張しなくても、評価はついてくる。今の若いひとたちは、それに気づかないひとが多い。

今に集中しないひとに未来はないし、そうしないとひとは過去に囚われてしまう。自分の人生は結局は自分のもの。自分で責任を負うしかない。しかし、そう気負わずに、でも、開き直って生きていけばよい。

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