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2010年8月13日 (金)

『運は数学にまかせなさい――確率・統計に学ぶ処世術』(ジェフリー S.ローゼンタール著) 確率や統計についてちょっとでも知っておけば、訳もなく不安になったり、意味もなく脅えたり、リスクをとることに慎重になり過ぎなくて済む

数学というか、確率の論理を知ることにより、世の中のしくみや嘘も見抜けるようになりますよ、という本。

飛行機事故のニュースが立て続くように思えるのは何故か? それは、確率は同じでも、分布の密度がたまたま近かったからに過ぎない。

犯罪が増え続けているというのは本当か? 凶悪犯罪が起きると、犯罪が増えているように思えるが、それは本当かどうか、統計で得られた数字がその答えを教えてくれる。

飛行機事故や犯罪に巻き込まれる可能性は、とてつもなく、低い。そのことを肝に銘じておけば、訳もなく不安になることはないのだ。

カジノはどうやって儲けているのか? 客の負けが多かったり、大きかったりすると、誰もカジノに足を運ばなくなる。つまり、カジノはボッタクリはできない。なのに、何故、カジノは儲けることができるのか。

それは、カジノが、多くの客から”少しずつ”勝っているからだ。カジノには多くの客がくる。その多くの客から少しずつ勝つ。塵も積もれば山となる、でカジノは儲けている。そうなるように、ギャンブルは、ちょっとだけ親(胴元)に有利なようにルールが作られている。
そう考えると、カジノでお金を使うことは全く非論理的な行動に思えて、バカバカしくなってくる。
カジノはほんの0.数パーセントの負けで済むが、競馬やパチンコ宝くじなどは、カジノにくらべると、親(胴元)により大きなお金が入ってくるしくみになっている。つまりはボッタクリである。とにかく、ギャンブルにお金を使うことはナンセンスである。

また、世の中には、世論調査やアンケートなどで、確率(何パーセントという数字)が溢れている。しかし、それらはときに、調査をする側が恣意的にその数字を操作することがある。この本にはそのカラクリも載っている。なんだか上手くできている数字にはご用心、である。

運を”数学に”まかせなさい、という本だが、”数学”を知らなくても、こういう論理を知っているだけでも、訳もなく不安になったり、必要以上におびえたり、リスクをとることに慎重になり過ぎなくてすむ。

運は数学にまかせなさい――確率・統計に学ぶ処世術 ((ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ))Book運は数学にまかせなさい――確率・統計に学ぶ処世術 ((ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ))

著者:ジェフリー S.ローゼンタール
販売元:早川書房
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