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2010年7月 5日 (月)

『これからの「正義」の話をしよう』(マイケル・サンデル著) この本は”これまでの”正義の話をしてくれる。それは、”これからの”正義を考える上でとても役に立つ

この本のタイトルは、”これからの”「正義」の話をしよう、だが、ここで語られているのは、”これまでの”「正義」の話である。

かといって、この本が役立たずな本では決してない。功利主義、自由至上主義といった、「正義」と信じられてきた思想についての考察や、カントにジョン・ロールズにアリストテレスまで、古今の哲人たちが模索した「正義」について、「この場合、この考え方は当てはまるのだろうか」「この場合、どう考えるのが良いだろうか」と、思索していく。

つまり、この本は”これからの”「正義」について考える上で、”これまでの”「正義」をまとめたものである。


では、”これからの”「正義」とは? 

私がひとつだけ言えることは、「正義」とは自分の内にしかない、ということだ。「正義」は自分の外にはない。だから、「正義」は他者から押し付けられるものではない、ということだ。

例えば、アメリカ。アメリカは、スーパーマンやスパイダーマンのようなアメコミのヒーローのごとく、「正義」のために戦っている。にも関わらず、世間(世界)は、その「正義」のための戦いを認めてくれない。それどころか、時にはそっぽを向いたり、時には冷やかな目で見られたり、時には非難されたりする。スーパーマンやスパイダーマンのように、「正義」のために戦っているのに、アメリカは「何故だ?」と思っているかもしれない。

しかし、このように、他者の「正義」は自分の「正義」ではない、のだ。だから、「正義」のために戦うヒーローは、アメコミのヒーローのごとく、常にひとりぼっちなのである。

ひとは誰も幸せになりたいと思う。そのために、正しいこと、より良いことをしようとする。しかし、どう頑張ってもそれができないことが多いし、そう思うようにはいかない、ままならないのがこの世の中だ。

正しいこと、より良いことができないからこそ、ひとは、正しいこと、より良いことを為そうとしなければならない。それをひとによっては”努力”と呼ぶのかもしれないが、私は”心がけ”と呼びたい。こういう”心がけ”をひとりひとりが持つこと、正しいこと、より良いことを少しでもなそうとすること、それがこの世界を正しく、より良くしていく、唯一の方法だと、私は思う。

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