【本棚に残す3冊】 もし、あなたの本棚に島田荘司の本が3冊しか残せないとしたら、あなたはどの本を残しますか?
【本棚に残す3冊】シリーズ第4弾は、島田荘司。
まずは、やっぱり、『異邦の騎士』。
![]() | ![]() | 異邦の騎士 改訂完全版
著者:島田 荘司 |
御手洗モノの最高峰。御手洗と石岡クンとの出会い。石岡クンの危機を救うために、御手洗が駆け付ける場面がかっこいい。
続いては、『龍臥亭幻想』。
![]() | ![]() | 龍臥亭幻想(上) (光文社文庫)
著者:島田 荘司 |
![]() | ![]() | 龍臥亭幻想(下) (光文社文庫)
著者:島田 荘司 |
私はこの本を読みながら泣きましたよ。御手洗に助けられた石岡クンが今度は必死に若者を助けようとする、その姿が素晴らしい。
この作品は、犬坊里美や加納通子、吉敷竹史まで出てくるという、大盤振る舞いな作品です。ある意味、島田荘司の集大成ともいえるかもしれません。
最後は吉敷モノから選ぼうかと思ったのですが、、、ここでも御手洗モノ『御手洗潔の挨拶』。「数字錠」という短編は、島田荘司ファンの間でも人気があるそうです。御手洗の人情ものを最後に挙げました。
![]() | ![]() | 御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
著者:島田 荘司 |
島田荘司といえば、中絶したと思っていた『Classical Fantasy Within』が再開しました。ここまでの展開、正直に言って、あまり期待できそうにないのですが、さて、盛り返せるでしょうか。
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コメント
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異邦の騎士と灰の迷宮と都市のトパーズ
斜め下ばっかな気がする。(笑)
投稿: アビィ | 2010年7月 6日 (火) 00時58分