【本棚に残す3冊】 もし、あなたの本棚に勝間和代さんの本が3冊しか残せないとしたら、あなたはどの本を残しますか?
【本棚に残す3冊】という企画は、 「もし、あなたの本棚にその作家(著者)の本が3冊しか残せないとしたら、あなたはどの本を残しますか?」というものです。
第一回目は、勝間和代さん。もちろん彼女は今もなおバリバリに活躍中の経済評論家ですから、これからも本を出し続けると思いますが、あくまで現時点では、という限定で、3冊選んでみました。
まず選ぶのは、『お金は銀行に預けるな』
![]() | お金は銀行に預けるな |
この本は、銀行に普通預金にお金を預けっぱなしにしている=お金を働かせない、ということは、実は、リスクが高い、ということに気づかしてくれた本です。銀行にお金を預けっぱなしにするというのは、ある時代までは”常識”としてあったわけですが、それは、何もしないということで、何もしないリスクということに、私たちは鈍感になっていたのではないでしょうか。
女性向けにはこの本でしょうか。『勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド』
![]() | 勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド |
仕事が一番、家族は二番と公言する女優、黒木瞳さんが絶賛する本ですね。後の、<勝間和代>を目指す/目指さない論争の起点ともなる本です。この本を読んで、こういう生き方もあるということは知っておいた方がよいと思いますが、無理してインディになることはない、ということも言えます。
最後に、『起きていることはすべて正しい』
![]() | 起きていることはすべて正しい |
勝間本の集大成ともいえる本。もし一冊だけ選べと言われれば、私はこの本をひとに薦めます。
最近はテレビにもよく出演されている勝間さんですが、その姿はまさに”効率マニア”ですね。自分を効率化するのが何よりも喜びというのは、正直、私には理解できない部分があります。生活の中で、効率というのは適度に意識すれば、心にもお金にもゆとりをもてるのは確かだと思います。でも、それを追求しすぎるのは、ひとことで言うと、味気ない、ですよね。
私にとって勝間和代さんというひとは、適度に参考にする、くらいの距離がちょうど良いです。(twitterでもフォローしていませんし。)
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コメント
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一冊も残らないかもしれん(笑)
でも、若い後輩の危機感のなさにはイラっとさせられる今日この頃…
投稿: アビィ | 2010年6月14日 (月) 22時55分
まあ、そう言わず、一冊くらいは残してあげましょうよ。
投稿: ざっくばらん坊 | 2010年6月15日 (火) 21時11分