« 映画『オーケストラ!』 クラシックは”のだめ”だけのものじゃない。パリにチャイコフスキーを解き放て! | トップページ | MtG: 懲りもせず、”エンチャントレス”を作ってみた »

2010年5月29日 (土)

『温かな手』(石持浅海著) 温かな手は、人間こそ持つものである。

この物語には、ギンちゃん、ムーちゃんという、人間ではないが人間に擬態している生物が登場する。彼らは、人間から生命力を吸い取って生きている、その”温かな手”によって。
そのため、彼らは、”魂のきれいな”(美味しい)パトナーを選び、美味しい生命力を程よく摂取している。

何故、作者は、わざわざ人間でない生物を出現されたのか? あとがきでその理由を書いているが、あまり説得力がない。

作者が得たかったのは、人間社会にいながらも人間社会を俯瞰して見れる視点ではなかったか。そんな彼らが持つのが、人間の生命力を吸い取る”温かな手”だとは!

しかし、温かな手は、人間こそ持つものである。そんな思いをずっと思い抱きながら最後まで読んだ。その点では作者の思いも同じで良かったと最後の最後で思えた。

温かな手 温かな手

販売元:楽天ブックス
楽天市場で詳細を確認する

作者は、たまにこういうSFっぽいミステリィを発表しているが、私はどちからというと、鉄板な”扉は閉ざされたまま”のような作品の方が好きだな。

« 映画『オーケストラ!』 クラシックは”のだめ”だけのものじゃない。パリにチャイコフスキーを解き放て! | トップページ | MtG: 懲りもせず、”エンチャントレス”を作ってみた »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

フォト

他のアカウント

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

気になる、気になる

  • ざっくばらん坊 on twitter
  • amazon
  • blogram
  • 人気ブログランキング
無料ブログはココログ