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2010年5月 2日 (日)

『攪乱者』(石持浅海著) 血が流れようが、流れまいが、テロはテロ。いたずらに社会不安を煽る行為は許されるものではないだろう。

テロというと、暴力、流血、ということを思い浮かべるが、この作品のテーマは、”血の流れないテロ”。

スーパーに檸檬を置く、公園に砂をまく、電車に丸めた新聞紙を入れた紙袋をおく。そんな無害と思われる行為が、社会の不安をあおり、現政権に対する不信感を増幅させる、というのだが。

しかし、最初は上手くいっていそうなそういう行為もだんだんと破綻をきたしてくる。それは、組織のいいなりにならず、細胞の1つ1つが自立して動くことから生じる。しかもそれは、隣人に対して非情になりきれないからだ。

しかし、こういうテロはアリなのだろうか。血が流れようが、流れまいが、テロはテロである。いたずらに社会不安を煽る行為は、いかなる理由があろうとも、許されるべきではないのではないだろうか。

攪乱者 (ジョイ・ノベルス)Book攪乱者 (ジョイ・ノベルス)

著者:石持 浅海
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