『まさか!?―自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠』(マイケル・J・モーブッサン著) 上手くいったときは自分の実力? 上手くいかなかったのは運が悪かったから? ほんとにそうか、疑ってみよう。
ひとは、「まさか、自分だけは」悪いことは起きない、他のひとが上手くいかないことでも、「自分だけは」必ず上手くいくと思ってしまう。
ひとは、悪いことが起きると、「まさか、自分に、、、」と絶句する。
上手くいったときは自分の実力、上手くいかなかったのは運が悪かったから。ひとはそう思いがちだけれども、ほんとうにそうかなのか。
ひとの人生はこの「まさか?!」という事態の連続とも言える。しかし、この「まさか?!」はもしかしたら、いや、もしかしなくても「まさか?!」という事態ではない(かもしれない)。
この本では意思決定において、ひとがいかに間違ってしまうのか、を指摘している。そして、間違いをおかさないように、「準備」し、「認識」し、「適用」する。
どれもこれも、よく耳にする話だが、それだけに、ひとが陥りやすい”罠”だと言える。そして、その”罠”はよっぽど注意していないと、ひとはカンタンに落ちてしまうものだ。
この本に書いてあることをすべて身につけるのは難しいかもしれないが、ひとつでもふたつでも、身につけたいものだ。
まずは、「上手くいったときは自分の実力、上手くいかなかったのは運が悪かったから」という思い込みに陥らないように、自分と自分の周りを冷静に見つめることができるようにしたい。
![]() | ![]() | まさか!?―自信がある人ほど陥る意思決定8つの罠
著者:マイケル・J・モーブッサン |
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