東京ファイティングキッズ・リターン―悪い兄たちが帰ってきた
『東京ファイティングキッズ・リターン』
内田 樹, 平川 克美 (著)
文春文庫
小学校からの友人という内田樹・ 平川克美両氏による”対話(ダイアローグ)”。それぞれがそれぞれの土俵に立ちながら、会話が膨らんだり、方向を転換したり、変化しながらも第三者が読んでも楽しめる。
私たちは、「先がどうなるか正確に予見することができない」が「わずかな入力の変化で劇的な出力の変化が生じることがある」複雑系の社会に生きている。そこでは無能感も多幸感も味わうことになるけれども、その両方を受け入れ、そして楽しむことが複雑系の社会に生きる、ということなのだろう。
そして、この”対話(ダイアローグ)”は、それをまさに体現している。

内田 樹, 平川 克美 (著)
文春文庫
小学校からの友人という内田樹・ 平川克美両氏による”対話(ダイアローグ)”。それぞれがそれぞれの土俵に立ちながら、会話が膨らんだり、方向を転換したり、変化しながらも第三者が読んでも楽しめる。
私たちは、「先がどうなるか正確に予見することができない」が「わずかな入力の変化で劇的な出力の変化が生じることがある」複雑系の社会に生きている。そこでは無能感も多幸感も味わうことになるけれども、その両方を受け入れ、そして楽しむことが複雑系の社会に生きる、ということなのだろう。
そして、この”対話(ダイアローグ)”は、それをまさに体現している。

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