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2010年1月 9日 (土)

ザ・クリスタルボール

『ザ・クリスタルボール』
エリヤフ・ゴールドラット (著), 岸良裕司 (監訳), 三本木亮 (訳)
ダイヤモンド社

売れ残るリスクをとる(在庫を増やす)か、売り逃すリスクをとる(在庫を減らす)か。小売業にありがちな、このトレードオフと思えるリスクを解決に結びつける魔法の水晶玉(ザ・クリスタルボール)はあるのか。

それに対し、ゴールドラット博士は、「在庫を大幅に減らして、在庫の回転率を上げ、キャッシュフローを大幅に改善して利益を上げる」というソリューションをこの本で描いている。

しかし、ここにあまり目新しさはない。在庫を減らすというのはどの企業も取り組んでいる。在庫に赤・黄・青の色をつけるなど、トヨタのカイゼンで何年も前からやってきたこと。

ただ、それを実行に移せるかどうか、が勝ち負けを決める。頭ではわかっていても行動に移せないのが、企業という組織である。
かくいう私も、現場の「欠品が怖いから在庫を大量に持つ」という声に負けて、業務を改善できなかった苦い経験がある。

この本で描かれる、改善を広げるために上司や同僚を説得していくプロセスが強いことが、その企業の組織力とも言えるだろう。


ザ・クリスタルボール


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