目立つ力
『目立つ力』
勝間 和代 (著)
小学館101新書
サブタイトルに「インターネットで人生を変える方法」とありますが、PDCAサイクルを回してブログを戦略的に使って自分をアピールしていきましょう、という本。ブログで自分をどんどんアピールしたい、というひとは読んだ方が良い本です。
小さいことからコツコツと、という訳で、私も今日からちょっとだけブログを変えました。(さて、どこが変わったでしょうか?)
私はこのブログをあまり戦略的に使っていないのだけれど、ほぼ毎日ブログを更新しています。明確な目的もなしに続けていること自体、勝間さんからすれば信じられないことでしょう。でも、ひとによっては非効率なアウトプットも必要だったりするのですよ。
私はアプリエイトで儲けるつもりもさらさらないです。書評をしていると、どういう本かをわかって欲しいので、表紙の”画像”代わりに使っているだけです。本の表紙の印象に残るだろうし、書店やネットで「あっ、この本!」と思ってもらえれば良いかと。
というわけで、↓。別にクリックしなくても良いですよ。(しても良いけど。)

目立つ力
この本のタイトルは「目立つ力」ですが、最後の対談の小飼弾さんのこの言葉が「目立つ力」というものを端的にあらわしていました。
引用すると、
「このをコピーするのにコストがかかっていた時代における効率化というのは、いちばんできる人と同じになることでした。ですが、ものをコピーするのがただになる時代は、いちばんできる人とどれだけ違うか、なんです。」
勝間さんの効率化というのは、ひとまね、ものまねのようで、しかし、勝間和代というオリジナリティをしっかりと(ちゃっかりと?)確立していて、凄いと思います。
「目立つ力」というのは誰もが目指せる、いちばんできるひとになることではなく(それでは目立てませんね)、ちょっと目指そうとしても無理、というオリジナリティを確立して初めて「目立つ」ということのようです。
だから、勝間和代を目指す、というのは「目立てない」ということではないでしょうか。そう考えると、勝間和代を目指す、目指さない、という議論自体、あまり意味のないもののようです。
勝間さんからいろいろまねて、学ぶのは良いですが、目指す、ということはちょっと違うんじゃないかなあ、とあらためて思ってしまいました。
(という訳で、次回の書評は、話題の”あの本”を予定。いまさらながら、ですが。)
勝間 和代 (著)
小学館101新書
サブタイトルに「インターネットで人生を変える方法」とありますが、PDCAサイクルを回してブログを戦略的に使って自分をアピールしていきましょう、という本。ブログで自分をどんどんアピールしたい、というひとは読んだ方が良い本です。
小さいことからコツコツと、という訳で、私も今日からちょっとだけブログを変えました。(さて、どこが変わったでしょうか?)
私はこのブログをあまり戦略的に使っていないのだけれど、ほぼ毎日ブログを更新しています。明確な目的もなしに続けていること自体、勝間さんからすれば信じられないことでしょう。でも、ひとによっては非効率なアウトプットも必要だったりするのですよ。
私はアプリエイトで儲けるつもりもさらさらないです。書評をしていると、どういう本かをわかって欲しいので、表紙の”画像”代わりに使っているだけです。本の表紙の印象に残るだろうし、書店やネットで「あっ、この本!」と思ってもらえれば良いかと。
というわけで、↓。別にクリックしなくても良いですよ。(しても良いけど。)

目立つ力
この本のタイトルは「目立つ力」ですが、最後の対談の小飼弾さんのこの言葉が「目立つ力」というものを端的にあらわしていました。
引用すると、
「このをコピーするのにコストがかかっていた時代における効率化というのは、いちばんできる人と同じになることでした。ですが、ものをコピーするのがただになる時代は、いちばんできる人とどれだけ違うか、なんです。」
勝間さんの効率化というのは、ひとまね、ものまねのようで、しかし、勝間和代というオリジナリティをしっかりと(ちゃっかりと?)確立していて、凄いと思います。
「目立つ力」というのは誰もが目指せる、いちばんできるひとになることではなく(それでは目立てませんね)、ちょっと目指そうとしても無理、というオリジナリティを確立して初めて「目立つ」ということのようです。
だから、勝間和代を目指す、というのは「目立てない」ということではないでしょうか。そう考えると、勝間和代を目指す、目指さない、という議論自体、あまり意味のないもののようです。
勝間さんからいろいろまねて、学ぶのは良いですが、目指す、ということはちょっと違うんじゃないかなあ、とあらためて思ってしまいました。
(という訳で、次回の書評は、話題の”あの本”を予定。いまさらながら、ですが。)
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