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2009年12月 7日 (月)

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

『しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』
香山 リカ (著)
幻冬舎新書

序章と10章からなるこの本だが、第10章「<勝間和代>を目指さない」がクローズアップされた感がある本。当初、出版社も帯にこの文句を入れ、アンチ勝間和代本として脚光を浴びたのだが、それはセンセーショナルであるが、それがすべてではない。

「しがみつかない」というのがこの本のポイントである。恋愛にしがみつかない、お金にしがみつかない、子どもにしがみつかない、仕事にしがみつかない。そういう自分以外のものにしがみつくことが、自分というものを見失う原因になってしまう。
そして、小泉・竹中路線の自己責任社会、お金を得たり自分のステータスを上げることを至上とする社会が自分というものを見失う社会の土壌となってきた。

そして、そこで”成功”したひとたちが、目指すべきロールモデルとなっている。彼らに共通しているのは”人生の勝ち”というものを信じている、ということだろう。

この本での<勝間和代>というのは、勝間和代さんそのひとではなく、”成功者”、”勝ち組”というアイコンである。
じゃあ、”人生の勝ち”ってなんなの、と問われて、<勝間和代>は答えられるのだろうか。もし答えられたとして、それを”目指すべきもの”とすべきだろうか。

私は、「人生には最高もなければ、どうしようもなく最悪もなく、ただ”そこそこで、いろいろな人生”があるだけではないのか」という香山リカさんの意見には賛成する。
この部分、”努力しても無駄だから、緩やかに生きよう”だと曲解されているようだ。香山さんはこの本で”努力しても無駄”とは言っていない。まあ、この反論本が最近出たばかりなので、今度読んでみましょうか。

そもそも、”人生には勝ちはない”。
アンゴ先生が言うとおり、勝てはしないのだ。私たちができるのは、ただ負けないだけ。そして、生きていれば、負けないのです。


しがみつかない生き方



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