銀河不動産の超越

『銀河不動産の超越』
森 博嗣 (著)
講談社ノベルス

無気力を自称する青年が銀河不動産に就職。そうしているといろいろな人に出会い、彼の人生が動き始める。

彼は何もしていないようで、彼の周りばかりが目まぐるしく動いていて、それで彼が巻き込まれているように見えて、実は、彼の周りばかりが目まぐるしく動いているのとどうように、彼もまた物理学で言うところの”運動”をしている。そして、”運動”をしている物体同士は、互いに影響しあうのである。

人生とは物理学で言うところの”運動”にすぎない、というシンプルな物語。


銀河不動産の超越